特長

給水開始水位・停止水位を工具不要で調整自在なパイロットバルブです。

本製品は、サブマリンフロート式パイロットバルブPVSFN・PVSFN-Lの後継となる製品です。
サブマリンフロート式パイロットバルブPVSFN・PVSFN-Lから、さらに適用圧力および水位設定範囲を拡大しました。

設置例

  1. 電極棒等により設定されている満水警報水位、減水警報水位、ポンプ停止・復帰水位との
    上下関係を適切に設定し、定水位弁・パイロットバルブ等の異常を検出できるようにしてください。
    (下の設置例をご参照ください。)
  2. パイロットバルブの取付は、メンテナンスに支障の無いよう、マンホールに近い位置としてください。
  3. サブマリンフロートの位置は、給水管の吐水口より1m以上離してください。
    給水の勢いにサブマリンフロートが巻き込まれると、正常に動作しないことがあります。
  4. 関係法令等をご確認の上で、適切な吐水口空間を確保してください。

仕様

日本水道協会認証品 (認証登録番号:D-30)
本体材質CAC902(鉛レス青銅合金)
適用圧力0.05~0.75MPa (※1)
適用流体上水道水
使用温度常温
接続:ねじ込み式
製品質量:約2.0kg
 (パイロットバルブ本体とサブマリンフロートの合計質量)
対応定水位弁:F号ボールタップ定水位弁
 (すべての呼び径)

【主要部品材質】
チェーン:SUS316
上フロート:ポリプロピレン
中フロート:ポリエチレン(砂入り)
下フロート:ポリエチレン(砂入り)

※1 上フロートと下フロートの設定位置で、出水・止水の水位差を設定する場合には、給水圧力が0.1MPa以上必要です。

構造・寸法

給水停止水位・給水開始水位の調整方法

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製品の導入事例

F号ボールタップ®は日本で初めて開発・販売された定水位弁です。製品改良を重ね、昭和17年の発売以来、日本の水道給水に貢献しています。
受水槽給水制御システムは、F号ボールタップ®を最大限に活用し、受水槽の残留塩素濃度維持確保のために、最適な水位を維持するシステムです。
受水槽や各種貯水槽に、各部品を組合せて様々な給水システムを構築できます。

構成例(1) サブマリンフロート式パイロットバルブによる水位制御
「サブマリンフロート式パイロットバルブ」は、定水位弁の給水開始・停止水位を任意に設定でき、様々な使用環境で汎用的に使用できるパイロットバルブです。給水開始・停止水位の差を設定することにより、F号ボールタップの作動回数を減らすことができ、シート部・ガイド部・ワン型パッキン等の消耗部品への負荷を軽減し、メンテナンスコスト低減が図れます。

構成例(2) センサ式水位制御(JWS:ジャスト給水システム)
水位センサで、受水槽内の水位を読み取り、読み取った水位に基づいた電子制御により、給水開始・停止動作、満水・減水警報出力、ポンプ停止復帰出力等を行なうシステムです。
各種水位(給水開始・停止動作、満水・減水警報出力、ポンプ停止復帰)はタッチパネル上でmm単位で確認および設定ができ、水位設定の変更・調整等が柔軟に行なえます。
 

構成部品の特徴・仕様(各製品の仕様や取説等は以下をご参照ください)

F号ボールタップ®(定水位弁)
必ずパイロットバルブとセットでご使用ください

[製品全体ページを表示]
<本体材質:青銅合金>
 ・FSV25・40・50
 
・FSV80BC・100BC
<本体材質:鋳鉄>
 ・FSV65・80・100
 ・FSV125・150・200

 
パイロットバルブ
必ず定水位弁とセットでご使用ください

<機械式水位制御・汎用型>
 ・サブマリンフロート式PVSFN-X
<単式>
 ・パイロットバルブPV


【販売終了】
以下の製品は販売終了しました。後継品はPVSFN-Xシリーズです。
 ・サブマリンフロート式PVSFN
 ・サブマリンフロート式PVSF・PVSFL
 
・水位差型PVHLW・PVLHL
センサ式水位制御
水位センサで水槽水位を取得、タッチパネルで水位を簡単設定

<緊急遮断機能付きハイブリッド盤>
 ・ジャスト給水システムJWS-EQ
<水位制御盤>
 ・ジャスト給水システムJWS
<水位制御(機能限定版)>
  ・ジャスト給水システムJWS-R

(JWSの機能を限定して約30%の低価格化を実現)
地震発生時に受水槽内に水を確保

 <緊急遮断弁制御盤>
 ・ジャスト緊急遮断システムEQ-4N